海原県曹窪郷互人多希望小学のご紹介

海原県曹窪郷互人多希望小学  ―互人多希望小学4校目の完成

2010年8月、寧夏回族自治区海原県曹窪郷老虎村に4校目の互人多希望小学校が完成し、9月17日には現地で竣工式が行われました。
このページでは、その竣工式の様子、及び
海原県曹窪郷概況と今回支援した小学校についてを画像とともにご紹介いたします。竣工式に参列した互人多関係者の感想文は最新活動報告のページに出しましたので、そちらも併せてご覧ください。
 各画像にマウスポインターを乗せると、説明が出てきます。

海原県曹窪郷互人多希望小学前で全員集合 海原県曹窪郷希望小の児童と父兄たち

2010年8月、寧夏回族自治省海原県曹窪郷老虎村に4校目の互人多希望小学校が完成。
9月17日に行われた竣工式には、学生ボランティア8人(小学生人、中学生人、高校生)を含む計18人が参列し、現地の人々と共に校舎の完成を祝いました。
また、わずかの時間ではありましたが、子どもたちと交流する機会を持つこともできました。
ご協力くださいました皆様にここで報告いたしますと共に、これまでのご支援に厚く御礼申し上げます。
海原県曹窪郷互人多希望小学校舎 海原県曹窪郷互人多希望小学竣工式 寧夏青少年発展基金会副秘書長挨拶
海原県曹窪郷互人多希望小学竣工式 互人多代表挨拶 海原県曹窪郷互人多希望小学竣工式 生徒代表挨拶
海原県曹窪郷互人多希望小学竣工式と交流活動 
海原県曹窪郷互人多希望小学への道 竣工式には海原県幹部をはじめ寧夏青少年基金代表らも列席、さらに父兄や地元住民も集まり私たちの来訪を歓迎してくれました。
互人多代表が祝辞を述べると、聞きなれない日本語の響きに会衆はざわめきましたが、互人多の名の由来や「新しい学校でよく学び、世界に羽ばたいて欲しい。」という代表の話を、みな真剣な表情で聞き入っていました。
祝辞の後で互人多の学生ボランティアたちが用意してきたプレゼント(図書、ボール、文具、菓子)を子どもたちに手渡しました。学生ボランティアの一人が和紙で折った鶴を示し、「みんなの健康と幸せを願って一つずつ心をこめて折りました。」と説明すると、どこからともなく拍手が起こりました。

式の途中より雲行きが怪しくなり、雨が降ると下山が困難という理由で交流時間を削らなければならなくなりました。夏休みに皆で集って交流会の準備を重ねてきたので、これはとても残念なことでした。それでもバスが出発する直前まで各自が教室を訪問したり庭で遊んだりと交流のひと時を楽しみました。

初めて見るシャボン玉に歓声を上げる子ども、飴をもらうとどうしたらよいか分からず握りしめ、舐めてごらんと示されてようやく口に入れて驚きの声を出す子ども、日本のことを知らなかった子ども、『小さな草』という歌を歌ってくれた子ども、フリスビー投げを見て目が点になっていた子ども…。
早く下山しなければと分かっていても、「あと少し、あと少し…。」と皆この場から離れがたく、子どもたちと遊び続けました。
「雨が降ったら子供たちも帰れなくなりますよ!」というガイドさんの呼び声に私たちは後ろ髪を引かれる思いでバスに乗り込みました。短い時間でありましたが、一人ひとりの心に感動が刻まれたひと時でした。

上海のような都会で暮らすと、いまさら中国で支援することがあるのだろうかという気持ちが頭をもたげてくることもあります。銀川(寧夏回族自治省省府)に降り立っても、また海原県まで来ても開発の波が押し寄せていることは明らかでした。
でも、「政府の支援を待ったら学校を直すのにおそらく年はかかります。一日でも早く子供たちに勉強できる環境を提供してあげてほしい。」という上海希望工程の魏さんの一言が、この学校を支援しようという私たちの気持ちを後押しました。
生き生きとした子どもたちの瞳、父兄らの嬉しそうな笑顔を見て、私たちは改めて学校建設の支援をすることができて本当によかったと思っています。
これらはひとえに皆さまのご支援・ご協力によりますこと、今一度心より御礼申し上げます。
出迎えに出てきた海原県曹窪郷互人多希望小学の児童たち
海原県曹窪郷互人多希望小学の先生方へのプレゼント贈呈。手前右がこの希望小学の校長先生。
海原県曹窪郷互人多希望小学の児童たちへプレゼント贈呈
海原県曹窪郷互人多希望小学の児童たちによる歌の披露
海原県曹窪郷互人多希望小学の新しい教室にて
海原県曹窪郷互人多希望小学の周辺環境 海原県曹窪郷互人多希望小学の児童や父兄
海原県曹窪郷互人多希望小学の児童たち 竣工式には児童の父兄のほか、村人たちも参加
海原県曹窪郷の概況と、今回支援した小学校について
海原県概況 
位置:寧夏回族自治区の南山間部   人口:43万人   面積:4989㎢
農業が主要な産業であり、総人口の90%が農業人口であるが自然条件が悪く、そのうち80%は天気に左右される生活となっている。特に最近はさらに気候が悪く、ここ10年間で9年は干ばつに見舞われており、平均年収は2,050元である。
工業は未発達、また交通環境も悪く国家級の貧困県となっている。
*曹窪郷概況
位置:海原県の東南22km   人口:12,359人(内ウイグル族78%
面積:209㎢   平均年収:2,000元
海原県の中でも条件が悪く貧困な村に入る。全村には15か所に学校があり、2,438人の学生がいる。山間部の村であり人も学校も広く分散しており、通学範囲も広く、山の中から学校まで長距離を通学している学生もいる。


海原県曹窪郷互人多希望小学が出来る前の校舎 今回支援した崾岘小学校(現・海原県曹窪郷互人多希望小学)概況
位置:曹窪郷政府から南西15km   
設立:1988年
生徒数:143人 
教職員:7人(うち学校居住5人)   
敷地面積:6,700㎡ 建屋面積:120㎡    
政府の生徒への援助政策もあり、農民の子供に教育を積極的に受けさせるという意識も高まって生徒数が拡大傾向にあったが、現校舎の施設では受け入れられないので、校舎拡張が緊急に必要となっていました。


<今回の拡張工事概要>   
教室棟:レンガ・木造120㎡    
教師宿舎:レンガ・木造120㎡
トイレ:レンガ・木造50㎡      
外周フェンス:レンガ造330m  
机・椅子を80組(椅子は160脚)16800元 
総投資額33.6万元    
海原県曹窪郷互人多希望小学になる前の
旧校舎
 
今回、海原県曹窪郷互人多希望小学として
竣工した新校舎と落成記念碑